【遠江-005】入手城

 
 シリーズ・静岡県の城跡 〈隔月更新〉 
遠江国-005 入手城
所在地 浜松市天竜区春野町川上
縄張形態 単郭式山城
標高 1015m(比高660m)
現状 山林・雑木
創築時期 天正3年(1575)
築城者 天野氏(武田勝頼配下期)
主な遺構 堀切、曲輪、腰曲輪、一騎駆
廃城 天正9年(1581)
【概要】峻険な山岳の断崖上に当城はある。北遠の国人領主天野氏の城と考えられるが、武田vs.徳川の抗争に翻弄される中、武田勝頼に与した時期に犬居城、光明城等が家康に攻略され、その北東奥に位置する当城も制圧される。『三河物語』に「天正三年乙亥より同九年辛巳年迄、二俣・高明・入手をもちて境めに有りて日夜隙無く山野にふしてかせきけり」とあり、武田軍掃討の様相が窺われる。
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東手の山稜から入手城を遠望(中段の出っ張り部)
東手の山稜から入手城を遠望(中段の出っ張り部)


 

入手城縄張図(作図者:水野茂)
入手城縄張図(作図者:水野茂)
入手城に這い上がる手前に広がる駐屯空間

入手城に這い上がる手前に広がる駐屯空間

急崖手前の一騎駆け尾根

急崖手前の一騎駆け尾根

この岸壁を登らないと本城主要部に行けない。

この岸壁を登らないと本城主要部に行けない。

削平のない本城の尾根ピーク。

削平のない本城の尾根ピーク。

本城背後の細尾根に明確に残る堀切

本城背後の細尾根に明確に残る堀切

堀切は竪堀状に腰曲輪に繋がる

堀切は竪堀状に腰曲輪に繋がる

小スペースだが二段の腰曲輪が分かる

小スペースだが二段の腰曲輪が分かる

本城ピークの木立の間から見る天野氏の所領域

本城ピークの木立の間から見る天野氏の所領域

最終更新日:2026-05-01